京陶人形
京都 小田益
京陶人形のルーツとも言うべき素焼人形は遠く垂仁天皇の頃、野見宿禰が造った埴輪にその形を見て以来千有余年になります。
京陶人形は、その間彩色し愛玩具とされて京都深草の里に伝わります伏見人形の伝統的技術を継承し、その伝統に新しい時代感覚と芸術的創造力を加え、彩色技術の発達と共に今日に至っております。
また、そのような淡い郷愁を偲ばせる彩色人形や素朴な人形を通して、皆様方の心の中にゆとりと安らぎを感じて頂けますようにと、常に心がけ願いを込めてひとつひとつ手作りで造り上げております。皆様方に幾久しく愛好していただけましたら幸いに存じます。
京都 小田益は素焼きの土が持つ柔らかさと温かさを大切にしながら、古代や平安王朝時代の人形から現代のモダンな人形、雛人形、干支人形、五月人形そして快い音色の土鈴まで様々な種類の人形を制作いたしております。最近はバリエーションの中に新たな表現力を模索した釉薬を施し本焼きで上絵・下絵で仕上げた人形も手がけております。
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